私を構成する9枚 6/9

プレイグス「センチメンタルキックボクサー」

こんちわ。シバタです。

  
「俺、名古屋に帰るから、一緒にバンドやろうよ」

東京で働いてた従兄弟から電話で連絡があったのは今から20年ぐらい前でした。僕には兄弟がいないのもあって、この2つ年上の従兄弟は僕にとって今でも兄のような存在です。楽器を始めるきっかけをくれたのも彼ですし、この後いろんなバンドを一緒にやる事になるんですよ。

仕事を辞めて帰ってくるのもあって、折角だから海外旅行に行きたいと言い出しました。ニューヨークに行きましたよ。ふたりとも初めての海外旅行。お互いレスポールを買って帰りましたね。まだ持ってますよ。

その直後に、クアトロでプレイグスのライブがあるから行こうと誘われたんです。当時CD屋でフリーターだったからお店で聴いた事はあったけど、あんまり気にはならなかったんですよ。でも、まぁ誘ってもらったし、チケット代出してくれるから行こうかと(笑)

これから始めようとしているバンドは、僕がギターボーカルで彼はベース。で、大学の後輩がドラム。トリオにこだわってた訳ではないですけど何となくそうなっちゃいました。後にリードギターが加入するんですけど。だから彼は僕にプレイグスのライブを見せたかったのかもしれません。

何とこの年に計3回プレイグスのライブに行ってるんですよ。1年に同じアーティストのライブに3回行く事ってありますか?なかなかないですよね?僕もプレイグスが唯一です。ってか、1年に3回来るのもすごいけど(笑)

このアルバムは3枚目。この後CMタイアップを取ったりそこそこ名前が売れるのですが、そんなある意味ピークな頃にベースが脱退。勢いが途絶えて、ギターボーカルの深沼さんは自身が歌うのではなくプロデューサーとしての活動も始めます。元々レコーディングの知識も豊富なんですよね。あの、深田恭子をプロデュースしたのは深沼さんですよ。

ほんと、バンドのメンバーっていつ抜けちゃうかわからないですよね。だからこそ、いくつかのバンドを掛け持ったり、いくつかの楽器を演奏できるスキルを身につけたり、専門的な知識を蓄えておくのは、それが仕事であるなら尚更大切な事だという事にほんと最近になって気付いたんですけど、だからと言って僕みたいにバンドを18個も掛け持ったりすると、それが楽しくてしょうがない人はいいですけどそうでない人は命を落としかねないので注意していただきたいという事で締めの言葉に変えさせていただきます。
(。-_-。)

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