私を構成する9枚 9/9

John Mayer「CONTINUUM」

こんちわ。シバタです。

  
普段車の中ではラジオを聴く派です。そうでもしないと新しい曲との出会いや発見はないですからね。

でも、DJのテンションや選曲のセンスが自分に合わなかったりするとiPodをシャッフルして聴いてます。あり得ない順番で曲が選ばれるから面白いですよね。

でもずっとシャッフルで聴いてても飽きちゃうんですよ。それに何だかその時の自分の気分と合わない曲がかかると結局スキップしたりで落ち着かないし、ガンズアンドローゼズのウェルカムトゥザジャングルの後にとん平のヘイユーブルースがかかって最初のラッパの音にビックリして事故りそうになったり(実話)するので、そんな時は1枚のアルバムを通しで聴きたくなります。もうね、ずっと聴いてるんですよこのアルバム。

こんなに飽きないのも珍しいです。今までそれなりにたくさんのいい曲と悪い曲を聴いてきましたが、これに関してはガツンとやられた感はないんです。ジワジワやられちゃった。だけど、今の自分に合ってるんですよね。今これより聴きたいアルバムが思いつきません。

ジョーボナマッサとデレクトラックスとで3大ギタリストなんて呼ばれてますがどうでもいいですね(笑)そりゃそう呼ばれるだけあって3人ともギターは上手いですよ。デレクトラックスのスライドギターなんて油断したら泣きます。でも僕はやっぱりジョンメイヤーが好きだな。理由なんてないんです。

今回でこの「私を構成する9枚」シリーズも終わりです。僕の音楽仲間も数名「私を構成する9枚」をSNSやブログにアップしてて、その人を表してるなぁという所や意外な所があったりするもんですよね。特に音楽に精通している方が選ぶ9枚は興味深いです。よく9枚に絞ったなと。

それに、その人が数ある中から選んだアルバムが、自分がむしろ嫌いなのだったりします。その逆だってありますよね。そういう所って面白いなぁと思います。やっぱり曲でも何でも、全員から好かれる事はないんですよ。だから何でも思い切ってやっちゃえばいいんですよね。いちいち他人の目や言ってる事なんて気にしてちゃいけないんです。それを本当にやりたいのであれば取り敢えずやってみる。はい、そうします。

最後に、ジョンメイヤーってくりぃむしちゅーの有田に似てるよねという事で最後の言葉に代えさせていただきます。
(。-_-。)

私を構成する9枚 8/9

スガシカオ「Family」

こんちわ。シバタです。

  
これもセカンドアルバムなんですよね。

前回に書きましたけど、セカンドアルバムって、そのバンドやアーティストのその時にやりたかった事が詰まってる気がします。取り敢えず前作である程度売ったからワガママが通るみたいな。相変わらず考え方がひねくれててすみません。

スガシカオさんはファーストアルバムも好きです。ってか、その2枚が好きなんです。それには確固たる理由があるんですけど。

その2枚のアルバムのクレジットを見ると、録音場所(だったかな?)にクローバー商会っていうのが出てきます。これ、スガさんの住んでたマンションの事で、つまり宅録した曲が収録されているんです。もちろん、マスタリング等は別のスタジオでしょうけど。

物凄く良い意味で、最高の褒め言葉として、音がチープなところが好きなんです。歌詞も生臭くて、ストーカー、引きこもり、異常な性的嗜好をもった男の事を歌わせたらスガさんの右に出る者はいないでしょう。言葉の選び方に知性を感じます。

ところがサードアルバムからやけに音がチープさを失って洗練されてるんですよ。もちろん僕の主観以外の何物でもないですけど。儲かっちゃったのかな?そのままのスガさんでいて欲しかったです。

少し前にtwitterで「CD買って」って言ってましたね。売り上げがないと次の作品の制作メドが立たないとか。

これに対して色んな意見が飛び交ってましたが、スガさんはプロ中のプロな訳ですから、どんな状況でも売れなきゃならないんです。10年前と比べると音楽を取り巻く環境はガラッと変わりました。その変化に対応できないミュージシャンが淘汰されてしまうのは仕方がないと思います。

レコーディングの予算が捻出できないのならクローバー商会で作っちゃえばいいじゃんって思うんですけどね。僕はそっちのほうが好きだなぁ。
(●´ー`●)

私を構成する9枚 7/9

ミッシェルガンエレファント「ハイタイム」

こんちわ。シバタです。

  
この「ハイタイム」は2ndアルバムですね。僕、どのアルバムが好きって訊かれるとセカンドアルバムって答える確率が高いです。やっぱアレですかね?デビューアルバムは周りの大人の事情でバンドの思惑100パーセントにはならなくて、そこでひとつ売り上げ枚数とか何やらのハードルをクリアすれば、次はより自分達のイメージに近いアルバムが作れるというかそんな感じですかね?

ミッシェルは間違いなくライブバンドです。ライブバンドのアルバムって、単純に音がショボかったり、全体の音の雰囲気がイメージと違ったりしてその熱さが伝わってこない事がありませんか?そういう意味でこのアルバムはとても熱いです。

アマチュア臭くて手の届く所に居そうなんだけどカッコ良くてとてもかなわないバンド。ミッシェルのライブを観る度に思いました。上手いとカッコ良いは比例しないんだなと。こんなに荒削りなのに、いや、荒削りだからカッコ良いとか洗練されているからカッコ良いとかそんな事関係なくて、むしろ上手い下手にこだわってしまうのはカッコ良いになれないって事で、ってかそりゃ上手いに越したことはないけど練習すりゃ上手くなるかもだけどカッコ良くなるかどうかはわからないし僕は絶対そんな事はないと思うんですよ。スポーツでも何でもそうだけど、何て説明したらいいかわからないけど何だかわからないけどカッコ良いってのが本当にカッコ良いって事なんじゃないかと。

最後に、ミッシェルガンエレファントのカバーバンドでミッシェルさんエレガントってのをやってましたという告白をもってシメの言葉に変えさせていただきます。
(。-_-。)

私を構成する9枚 6/9

プレイグス「センチメンタルキックボクサー」

こんちわ。シバタです。

  
「俺、名古屋に帰るから、一緒にバンドやろうよ」

東京で働いてた従兄弟から電話で連絡があったのは今から20年ぐらい前でした。僕には兄弟がいないのもあって、この2つ年上の従兄弟は僕にとって今でも兄のような存在です。楽器を始めるきっかけをくれたのも彼ですし、この後いろんなバンドを一緒にやる事になるんですよ。

仕事を辞めて帰ってくるのもあって、折角だから海外旅行に行きたいと言い出しました。ニューヨークに行きましたよ。ふたりとも初めての海外旅行。お互いレスポールを買って帰りましたね。まだ持ってますよ。

その直後に、クアトロでプレイグスのライブがあるから行こうと誘われたんです。当時CD屋でフリーターだったからお店で聴いた事はあったけど、あんまり気にはならなかったんですよ。でも、まぁ誘ってもらったし、チケット代出してくれるから行こうかと(笑)

これから始めようとしているバンドは、僕がギターボーカルで彼はベース。で、大学の後輩がドラム。トリオにこだわってた訳ではないですけど何となくそうなっちゃいました。後にリードギターが加入するんですけど。だから彼は僕にプレイグスのライブを見せたかったのかもしれません。

何とこの年に計3回プレイグスのライブに行ってるんですよ。1年に同じアーティストのライブに3回行く事ってありますか?なかなかないですよね?僕もプレイグスが唯一です。ってか、1年に3回来るのもすごいけど(笑)

このアルバムは3枚目。この後CMタイアップを取ったりそこそこ名前が売れるのですが、そんなある意味ピークな頃にベースが脱退。勢いが途絶えて、ギターボーカルの深沼さんは自身が歌うのではなくプロデューサーとしての活動も始めます。元々レコーディングの知識も豊富なんですよね。あの、深田恭子をプロデュースしたのは深沼さんですよ。

ほんと、バンドのメンバーっていつ抜けちゃうかわからないですよね。だからこそ、いくつかのバンドを掛け持ったり、いくつかの楽器を演奏できるスキルを身につけたり、専門的な知識を蓄えておくのは、それが仕事であるなら尚更大切な事だという事にほんと最近になって気付いたんですけど、だからと言って僕みたいにバンドを18個も掛け持ったりすると、それが楽しくてしょうがない人はいいですけどそうでない人は命を落としかねないので注意していただきたいという事で締めの言葉に変えさせていただきます。
(。-_-。)

私を構成する9枚 5/9

The Black Crowes「Amorica」

こんちわ。シバタです。

  
学生の時にやってたバンドでイベントに出た時、司会者から「ブラッククロウズのようなカッコいいバンド」と紹介され、そんなバンド知らんぞと。後日気になったので探しに行きました。その時まだ2枚しかアルバムが出てなかったですね。んで、取り敢えずそのセカンドアルバム「southern harmony」を買って聴いたんです。

ウチのバンド、こんなにカッコいい訳ないじゃん(笑)

当時やりたかった事に近かったですね。そりゃ似てるって言われるだけあるなと。ただ、そこに日本語の歌が乗るか英語の歌が乗るかで全然変わってしまうんですよね。言葉が持つリズムが違うから、メロディの上がり下がりや音数が同じようにはならないんです。

そこんとこを最初に上手くやっちゃったのがサザンの桑田佳祐さんだと認識しております。だってあの「勝手にシンドバッド」って洋楽ですよ。何歌ってるかわからないから(笑)じゃなくて、洋楽のメロディに初めて日本語が綺麗にハマったんですよ。そんな桑田さん、佐野元春御大を指して「あいつのほうが上手い」と言ってましたけどね。どっちも凄いわ。

あれ?ブラッククロウズの話でしたね。

この「アモリカ」ってアルバムは3枚目です。
これをフェイバリットに挙げる人にまだ会った事がありませんね。地味だもんなぁ。セカンドアルバムが好きって人が多いですね。あのアルバム、ツアーの合間わずか2週間で殆ど出来ちゃったそうですよ。

一度だけライブを観た事があります。数年前にはサマソニにも来てましたね。夏の暑い日にビール片手に野外ライブで観たいなぁ。
(●´ー`●)