私を構成する9枚 4/9

Mr.Children「深海」

こんちわ。シバタです。

  
このアルバムが出た頃もCD屋でバイトをしておりました。

前作の「Atmic Heart」がバカ売れして、店内で毎日のようにCDを流す訳ですよ。それで嫌いになっちゃったんです。元々、愛だ恋だの歌って嫌いなんですよ。初期のミスチルってそういう曲が多くないですか?だから今でも初期の歌は聴かないんです。

Atmic Heartが毎日売れる中、そしてそのCDを毎日聴く中で、シングル「名もなき詩」が出たんです。

「あー、またミスチルねー、いいんじゃない?放っておいても売れるんだから」と投げやりな僕をよそに誰かがそのCDをかけたんですよ。

やられましたね。

こんなにまで歌詞で頭を殴られた事はなかったですから。本気でただの愛だ恋だの人だと思っていたんです。ごめんなさい。

で、この曲がアルバムの中に入ってるんですけど、全体的にほんっとに暗いアルバムなんです。どうしたミスチル?って感じ。こんなんじゃ売れないよって。でも僕はこのアルバムをきっかけに大好きになったんですけど。
桜井さん、私生活でもゴタゴタしてた時だったし、そういう意味でも凄くリアルさが伝わるというか、他のアルバムとはかけ離れた存在感があるんですよ。

本当にやりたかった事はこれなのかな?とも思いました。本当は僕と同じように、愛だ恋だなんて歌ってられるかよ、仕事だよ仕事っていう人なんじゃないかと。

先に挙げた佐野元春御大は、作りたいアルバムがあまりにも売れなさそうだから、その前に売れるアルバムを作ったと。桜井さんもそうなのかと考えるだけでシビれます。やっぱポップザウルスは違うなと。

足元にも及びませんな。
でも少しでも近づきたいです。
(。-_-。)

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