奥田民生「29」
こんちわ。シバタです。
このアルバムのタイトルがなぜ「29」なのか?それは、アルバムがリリースされた時、奥田民生師匠が29歳だったからです。
当時僕はCD屋でアルバイトをしていました。
奥田民生師匠の事は、元ユニコーンのボーカル程度の事しか知らなかったんです。
他のアルバイトが何やら騒いでおりまして、どうやらこの後行われる奥田民生師匠のライブチケットが2枚余ってて、すごく行きたい女のコが一緒に行ってくれる人を探しておりまして、まぁつまり僕が行く事になったんですけどね。
曲も何も知らないのに来ちゃいました。でもね、ほんと来て良かったです。その頃から僕は自分で曲を書いてたんですよ。それがちっとも良くもなければ面白くもないんです。どうしたものかと。奥田民生師匠の曲は、コード進行が普通じゃなくて(本人比)それに乗っかったメロディも普通じゃないんです。あー、そうやって崩せばいいんだ!って気付かせてくれたんですよ。
あとはあのチカラの抜けきったスタンスに共感してしまったんですよね。テレビに出ればタモさんに「釣りばっかやってないでちゃんと働かなきゃダメだよ」と叱られ、後に共演する井上陽水御大には「奥田くん、働きすぎだよ」と叱られ、その間をひょうひょうと立ち回る様を見て、周りから愛されてるとしか思えなかったんです。僕は、そうだよね、そういう事だよねと深く頷いたのでした。
そんな師匠も50歳を越えてしまったんですね。
僕も歳をとる訳だ。
師匠が最近、なぎら健壱氏に似てきたような…
気のせいですかね?
(;´Д`A