私を構成する9枚 2/9

COMPLEX「COMPLEX」

こんちわ。シバタです。

  
高校1年の夏、2歳年上の従兄弟から電話がかかってきました。

「こーちゃん、ベースやらん?」

これが僕が楽器を始めるきっかけでした。

タブ譜の読み方を教えてもらって、大好きな佐野元春御大のスコアを買い、アンプの代わりにラジカセから音を出して練習していたのですが、2ヶ月も経たないうちに音が出なくなりました。どうやら従兄弟から売ってもらったベースが壊れたようです。

「ベース壊れたんだけど…」

「そっか、じゃあ今度はギターやってみる?」

答えになってない気がしたけど、PCエンジンCD-ROMを友達に売ってできたお金でギターを買ったのでした。
何から始めていいのか分からなかったので従兄弟に訊いてみたら、BOØWYやってみたら?との事だったので言われるがままに。

初めてギターに興味を持って、ギターがカッコいいと思ったバンドでした。

「え?BOØWYって春に解散したの?で、この布袋とらなんとかってのはソロで活動してるのね」

この後、今では個性派俳優としての地位を確立した吉川晃司とタッグを組む訳ですな。

めっちゃ聴いたわ、このアルバム。
今でも全曲弾けます。

高校へは朝友達が来て一緒に自転車で通ってたんですけど、支度をしてその友達が呼びに来るまでに10〜15分ぐらい時間が空いてたので、その時間もギター弾いてましたからね。毎日。

遡ってBOØWYも聴くようになって、スコアも集めてとにかく弾いてましたね。どんだけ好きかって、布袋さんと同じギター買いましたから(笑)今は恥ずかしくて使えないですけど、でもあのギター弾きやすかったし良かったですよ。

ライブにも行きましたよ。
当時の音楽雑誌が出てきてチケット代にビックリ。3,200円ですよ。布袋寅泰と吉川晃司で3,200円。今から25年前。いい時代でした。

誰か、布袋モデルのギター持ってる?
(●´ー`●)

私を構成する9枚 1/9

佐野元春「Cafe Bohemia」

こんちわ。シバタです。

  
このアルバム、僕が初めて買ったCDなんですよ。
当時3,500円でした。今から30年ぐらい前です。

まだレコードから切り替わり始めた頃だったので、ブックレットのデザインを損ないつつ(笑)CDはこんなに音がいいんですよ!みたいな事が書いてあります。なのに今聴くと音のレベルが小さくて悲しくなります。あの頃はレコードのプチプチ音が許せなかったんですよね。でも今ってCD聴いてて、曲の演出でレコードのプチプチ音が入ってると嬉しい事ってないですか?僕の書いた曲で「レコード」って曲があるんですけど、レコーディングした際に曲中にプチプチ音を入れましたよ。ほんと、人間って勝手なもんですよね。

話が逸れてしまいました。

佐野元春御大曰く、前作「Visitors」が本当にやりたかった事で、その前に意図的に分かりやすい曲で構成された「SOMEDAY」「No Damage」をリリースして広い層のファンを獲得すべく裾野を広げたそうです。

ただ曲は書けばいいってもんじゃない事を痛感します。プロは狙って書くんですよね。

そしてリリースされた「Visitors」、ジャパニーズラップのハシリとして挙げられる事も多いのですが、歌メロを削いだ事で常にメジャーな位置付けでいられるのだろうかと。つまりやり過ぎちゃったなと。そんな反省を込めて作られたのが「Cafe Bohemia」なんだそうです。

コンセプトから曲調まで、スタイルカウンシルのパクりだなんて言われた事もあるアルバムだけど、間違いなく僕を構成するアルバムのひとつです。

だって好きなんだもん。
(●´ー`●)

私を構成する9枚

こんちわ。シバタです。

遅ればせながら、僕も自分を構成する9枚を考えてみました。

  
そりゃあれもこれも好きなアルバムばかりなので選ぶのに苦労しますよね。でも、自分がどのアルバムでできているかと考えれば、このアルバムはめちゃ聴いたし好きだけど俺じゃないなとか、逆にこれはそんなに聴いてないけど影響を受けたなとか、そんなこんなで選ばれた9枚を見てみると何だか不思議な気分になりました。

佐野元春「Cafe Bohemia」

COMPLEX「COMPLEX」

奥田民生「29」

Mr.Children「深海」

The Black Crowes「Amorica」

プレイグス「センチメンタルキックボクサー」

thee michelle gun elephant「ハイタイム」

スガシカオ「family」

John Mayer「CONTINUUM」

僕の場合、9枚のうち7枚が邦楽なんですよね。

邦楽の何を聴いているかといったらやっぱり歌詞です。COMPLEXは横に置いといて(笑)他の6枚は僕にとって詩人なんですよ。モヤモヤしていた事をたった1行でサラッと書いてしまうその才能を分けて欲しい。佐野元春御大とプレイグス深沼は今一緒に活動してるからね。僕の目に狂いはなかった(笑)

一方洋楽と横に置いといた1枚は、音全体のバランスとギターですね。僕の英語力では歌詞がダイレクトに飛び込んでこないので、歌も声質で好き嫌いが決まっちゃいますね。こんな風に歌ってみたい。

このイベントは人に見せるというより、自分の音楽性を再確認するものだよなぁと思いました。
何だか1枚ずつじっくり書きたくなってきました。

だけど、雑誌で好きなアーティストの特集なんかあると、影響を受けたアルバムが何枚か挙げられたりしてるじゃないですか?あれをやっているみたいですよね。楽しかったです。
(●´ー`●)

やっぱ人となりか大事なのよ

こんちわ。シバタです。

プロ野球界と芸能界に衝撃が走りましたね。
現役引退後もタレントや解説者として活躍していただけに世間に与える影響は大きいです。

話は変わりますが、むかしむかしあるところにミッシェルガンエレファントというバンドがありまして、もう解散してしまいましたが。
そこのギタリストがアベフトシというこれまた男前なんですよ。残念ながら亡くなっちゃったんですけどね。

彼はミッシェル2代目のギタリストなんです。その前のギタリストは名前も覚えてませんがパッとしませんでしたね。つまりアベが加入してから人気が出てきたんですね。

ボーカルのチバがアベ加入の際に2点注意をしたそうです。

ひとつは、ライブではスーツ着用。

もうひとつは、ドラッグ禁止。

チバが書く歌詞の中でドラッグを連想させる箇所が多々見受けられるけれど、実はこうなんですよ。僕は薬物に手を出すよりこちらのほうがよっぽど男前だと思いますね。

どんなに技術的に優れていようと、その他の部分、人となりに問題があったら一緒に活動はできないです。ある日突然、バンドのメンバーのひとりが薬物やら暴行やらで逮捕されちゃったら活動できないし、逮捕されなくとも問題ばかり起こしていたら人が離れていきますから。

一方、プロ野球界や芸能界はいくらでも代わりはいますわね。空いちゃった穴を虎視眈々と狙っている若手選手やタレントがいて当然です。そういうもんです。

だからこそ、そんな誘惑には負けちゃいけないですし、周りの人達との繋がりを大事にしていきたいですよね。
(。-_-。)

音にこだわる

こんちわ。シバタです。

突然ですが、部屋やスタジオでギターを弾いている時に、フラッとエディヴァンヘイレンが遊びに来て(笑)「お前のギターちょっと弾かせてくれよ」って言ったとします。ファンの方だったら失神しますね。僕だったらチャー御大がいいな。

そうして手渡した自分のギターをエディやチャー御大が弾くと彼の音になっちゃうんですよね。あれ?俺のギターってこんなにカッコいい音だったっけ?みたいな。

相手がエディとチャー御大なのは極端な例ですけど、アマチュア同士でもよくある事ですよ。
これ、ふたつ理由があると思います。

1.カッコいい音を作ることができる
どんなギターでもアンプでもエフェクターでも、そのツマミをいじる事でいい音を作り上げる事ができる。頭の中に理想の音が明確にあってそれに近づけられる、機材のおいしい部分を知っているもしくは探し出す事ができるんですよね。

弾く練習をするのも大切ですけど、たまにはアンプやエフェクターを隅々までいじくり倒してみると新しい発見があるかもしれないですよね。

2.弾き方に理由がある
たとえプロと全く同じ機材を揃えていようが、いざギターを弾く時はピックや指で弦をはじきます。ピックの素材、形状、持つ位置、握る強さ、弾く時の強さ…挙げたらキリがないですけど、それだけの要素が重なって音が出てる訳です。

好きなギタリストの機材やピック、弦、ギターを構える位置、いろいろ真似てみて自分の好きなように崩していけばいいんじゃないでしょうか?どうせ同じになんかなれないのですから(笑)

いろんな人の出す音を聴いて、自分がカッコいいと思える音を模索して、実際にその音を出せるところまでたどり着いたら、もっとギターを弾くのが楽しくなりますよね。
(●´ー`●)