私を構成する9枚 1/9

佐野元春「Cafe Bohemia」

こんちわ。シバタです。

  
このアルバム、僕が初めて買ったCDなんですよ。
当時3,500円でした。今から30年ぐらい前です。

まだレコードから切り替わり始めた頃だったので、ブックレットのデザインを損ないつつ(笑)CDはこんなに音がいいんですよ!みたいな事が書いてあります。なのに今聴くと音のレベルが小さくて悲しくなります。あの頃はレコードのプチプチ音が許せなかったんですよね。でも今ってCD聴いてて、曲の演出でレコードのプチプチ音が入ってると嬉しい事ってないですか?僕の書いた曲で「レコード」って曲があるんですけど、レコーディングした際に曲中にプチプチ音を入れましたよ。ほんと、人間って勝手なもんですよね。

話が逸れてしまいました。

佐野元春御大曰く、前作「Visitors」が本当にやりたかった事で、その前に意図的に分かりやすい曲で構成された「SOMEDAY」「No Damage」をリリースして広い層のファンを獲得すべく裾野を広げたそうです。

ただ曲は書けばいいってもんじゃない事を痛感します。プロは狙って書くんですよね。

そしてリリースされた「Visitors」、ジャパニーズラップのハシリとして挙げられる事も多いのですが、歌メロを削いだ事で常にメジャーな位置付けでいられるのだろうかと。つまりやり過ぎちゃったなと。そんな反省を込めて作られたのが「Cafe Bohemia」なんだそうです。

コンセプトから曲調まで、スタイルカウンシルのパクりだなんて言われた事もあるアルバムだけど、間違いなく僕を構成するアルバムのひとつです。

だって好きなんだもん。
(●´ー`●)

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