楽器が上手くなるのに近道なんてない

こんちわ、シバタです。

先週はドラム教室がありました。

この生徒さん、全くの初心者なのに勘がいいというか、そこそこ叩けるんですよ。ドラムが叩けるようになるまで苦労した僕に言わせればほんと腹が立つんですけど(笑)

ただ、テンポが不安定なんですよね。サビで速くなったり、フィルが1発足りなかったりするんです。課題曲を2〜3曲決めて、それを聴きながら叩くんですけど、サビで元曲を追い越してしまうんですよ。「よ〜く曲を聴いてくださいね」って指示するのですが、なかなか伝わってないみたいでした。

だけどこの時はどうしたの?ってぐらいテンポが安定してたんです。文句なしで今までで一番良かったんですよ。

何かあったんですか?(笑)って訊いたんです。そしたら、何って事はないけれどドラムを叩く事に対して余裕が出てきて、周りの音(流している曲の音)が聴こえるようになり、自分がどこでミスしたのかもわかるようになったそうです。

やっぱ、余裕がないと周りの音が聴こえなくなるし、フィルの直前で焦ってバタバタしてしまうんですよ。どうしたらいいかって練習するしかないんですけどね。

全然上手くならないと嘆いている割にはレッスン以外の場所で全然練習していないという話を聞きます。あったりまえじゃん(笑)やはりこの生徒さんは、スタヂオでのレッスン以外にも自宅でかなり練習しているようでした。

例えばドラムが手元になかったとしても、例えば車の中で、信号待ちの時に曲に合わせて膝を叩くのも立派な練習ですよ。こうやって、どれだけの時間その楽器の事を考えたか、どれだけ向き合ったかが大事なんです。

元の曲のテンポが速いなら、叩けるテンポまで落として何度も練習する。できるようになったら徐々にテンポを元に戻していく。楽器が上達するのって近道もワープもなくて、これしかないんじゃないかなぁ。
(。-_-。)

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