こんちわ。シバタです。
写真は所有するビンテージギター最後の1本。1964年製フェンダームスタングです。
そりゃいい音しますよ。いわゆるCBS前の物ですから。
ある日ふと思ったんです。ビンテージギターって本当にいい音なのかって。いくらいい音だと言ってもそれは僕の気のせいや自己満足で自分以外の人はそう思わないかもしれません。その人その人の気持ちだって入りますからね。そりゃ高価なギターを買ったらいい音が出るって思い込みたくもなるでしょうよ。
僕は必ず試奏して自分の耳で確かめてギターを買います。その際に「あ、これダメだ」って物にももちろん出会った事があります。ギターって見た目は変わらなくても個体差が激しいんです。
フェンダージャパンのストラトを、ビンテージのストラトを買った後で売りました。だって持ってたらおかしいでしょ?って思ったんですよ。それはそれで弾きやすかったし音もすごく良かったんです。もう何が何だかわからなくなってきました(笑)
それでも僕はギターを買うならビンテージを買うって決めたんです。
では僕がなぜそこまで、ビンテージギターにこだわるのか?
それは希少性があり価値が下がらないからです。
先日ある方から、富裕層の間で今ポルシェの中古車が熱いとの話を聞きました。日本で整備された物の評価が高く、海外からの買い付けが殺到して5年前の倍まで価格が上昇しているそうです。
つまりこれと同じなんですよ。ギターを買うという行為を消費ではなく投資にすればいいんです。
なのでこれからは必要ならば新品ではなくビンテージギターを買おうと思っています。
投資という考えでギターを買うのなら、レアかどうかだけで買うのももちろんアリです。全く弾かれていない真っサラの状態で残ってるギターはすごい値段が付いています。でもね、僕はプレイヤーなので弾いたら価値が下がってしまうギターは要らないです。今まで散々弾かれてきてボロボロのギターのほうが僕は好きですし、そのほうが割安で音もいいんです。もちろん試奏して決めますよ。
ポルシェだと全く乗らないにしても重量税がかかりますよね?まぁ、儲かってる人にはそんなの関係ないんでしょうけど(笑)
ビンテージギターは個人所有できる文化遺産だという、お世話になっているギターショップの店長から頂いた言葉でもって最後の言葉に替えさせていただきます。
(。-_-。)