ウチのポストの蓋に付いていたバネが折れてしまい、開いたままになっていたんですよ。
それじゃ、雨が降った時に郵便物が濡れたり、そもそも丸見えはよろしくないので早急に修理しないとって話になりいつもお世話になっている工務店に母が電話をしたそうです。
忘れた頃に母が、お世話になっている工務店に電話したけど1週間経ってもまだ修理に来てくれないのよ来るって言ったのにプンプンって怒り出したその日から僕の顔を見る度に同じ事を言うのでしゃあないから何とかする事にしました。
まず、Google先生にポストの構造をお尋ねしました。
折れてしまったそのバネはキックバネという物で、伸びたり縮んだりするバネとは違って、シャフト等に通して両側から伸びた足がそれぞれ回転する方向で反発します。
つまりポストで例えると、片方の足が本体側、もう片方が蓋側に突っ張ってる事で蓋が閉まる訳です。
そうか、このキックバネってのが必要な訳ねという事で最寄りのホームセンターへ。
店員さんにバネがある所まで案内してもらったのですが、そこにはキックバネはなく伸びたり縮んだりするいわゆる普通のバネしかありませんでした。
「キックバネが欲しかったんです」
「どうしよう、どこに行ったら売ってるんだろう?」
って大沢誉志幸か俺かっちゅうぐらい途方にくれてたら店員さんが、
「折れたバネの両端を伸ばして使えばいいじゃないですか」
って教えてくれたんですよ。
なるほどなって思いました。
キックバネを探して買う事しか考えてなかったんです。
家に戻ってペンチをふたつ使って、元はたぶんこういう形だったんじゃないか?って形にバネを曲げて、元にあったと思われる場所にはめたら、ほんの5分であっけなくポストが直ってしまったんですよ。
正確には元どおりではないのかもしれないけど、だけどポストの蓋がバネのチカラで閉まるという目的は達成されました。
そもそもの目的は蓋が何らかのチカラで閉まるようになる事。
なのにいつの間にかキックバネを買う事が目的になっていたんですね。
アタマは柔らかくありたいものです。
(。-_-。)