新ユッケ丼

こんちわ。シバタです。


前回紹介したお店で僕が必ず注文するのが「新ユッケ丼」っていうんですよ。

新ユッケ丼って何だ?
何が新しいんだ?
理由は以下のとおりです。

2011年4月に起こった牛ユッケ集団食中毒により、焼肉店などは牛レバーを刺身で提供する事が禁止されました。

そうなんです。
禁止されたのは牛レバーなので、違う部位で決められた手順を取ればユッケ丼は提供できるんです。

だけど手間がかかってロスも大きいんですよ。
なのでお店で出なくなくなっちゃったんですね。

もうね、肉食でユッケ大好きな僕にとってショックだったのは言うまでもありません。

その食中毒事件から約1年後、そのお店に突如現れたメニューが新ユッケ丼でした。

早い話が、肉を細かく切る前の塊の状態で表面を軽く焼いてるんです。
ステーキ丼の焼き加減レアを後でユッケみたいに刻むんですね。

そりゃあね、火が入っちゃってるからちっともユッケではないですけど、そこは新ユッケなのですから突っ込んではいけません(笑)

これをまた「ユッケ丼」で出しちゃったらお客さんに「こんなのユッケじゃない」って言われるかもしれない。その為にいちいち説明しなきゃいけないですよね。

だから新ユッケ丼とメニューに書かれた横に、

「表面を軽く焼いております」

って書いてある事で突っ込まれるのを防止してるんです。

ここからは僕の推測ですけど、

例えば誰にも文句を言われないユッケでお客さんに提供するには、決められた手順を踏むと焼いた部分は切って捨てないといけません。

それはもったいないから、新ユッケだという事にして焼いた部分も含めてしまえばロスは出ないじゃないかと。

他のお客さんからの強い要望があったのか、店主がひらめいたのか、この新メニューが生まれた経緯は知らないですけど、この発想の転換は見習うところがありますよね。
(●´ー`●)

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