こんちわ。シバタです。
そんなにお酒は強くないのですが、家の近くに行きつけの焼き鳥屋がありました。自分たちのバンドのライブが終わった後は必ず行って閉店まで飲んでましたね。
ありましたというのは、今はもうないという事で、それがあまりにも突然だったんですよ。
何回目の誕生日か忘れましたが、夜にそのお店に飲みに行ったんです。「今日、誕生日なんですよ」なんて話したら大将が「ダメだよシバタさん、誕生日にこんな店に飲みに来たら。もっといい店行かなくちゃ(笑)」なんて言われたんですよね。
それから1週間後にそのお店の前を車で通ったんです。日曜日の夜でした。お店の電気が付いてないんですよ。日曜日は定休日じゃなかったし、そのまま通り過ぎるのも何だか気持ち悪くなったので道路脇に車を停めて、雨が降っていたのでお店の前まで走りました。
入り口の格子戸に張り紙がしてありました。このお店に用のある方はこの番号まで電話くださいと書いてありました。その番号をメモして家に帰ってからググったら繁華街の外れにある喫茶店が出てきました。
後日その喫茶店の前を車で通ったのですが、何だかフラッと立ち寄ってお茶する雰囲気のお店ではなかったんですよ。中の様子も外から全く確認できません。あー、これは関わっちゃいけない感じの事だなぁと思ったので、そのまま帰ってきました。
友達に、僕よりもその焼き鳥屋の常連がいたので、彼にその一部始終を話しました。やっぱり彼は全部知っていました。大将、夜逃げしちゃったそうです。大将は僕にはそんな事言わなかったのですが、その常連の彼にお金の相談をしていたそうです。
人もお店もそうだけど、突然なくなっちゃうと寂しいですね。だけど、何でもそうだけど、いつまでもそこにあるという保証なんかないんですよね。
何処かで頑張ってるといいけどなぁ。