こんちわ。シバタです。
大学生の時、当時付き合ってた彼女と、僕の友達とその彼女の4人で栄で飲んだ帰りの話です。
今で言うルイヴィトンの近くの出入口を下りてすぐのところに、今も昔も変わらない大きな石の柱がある名城線の改札があります。そこに20数年前の僕と彼女は着きました。
「切符買ってくるね」
そう言って彼女は券売機に向かいました。僕は通学に使ってた定期券があったので、その石の柱にもたれながら待っていました。
券売機はふたつ並んでいて、彼女は左側で買っていたのですが、それまで気持ちよく酔っていた筈なのに次第に酔いどころか血の気まで冷めていく自分に気付きました。彼女の右側の券売機で切符を買っていたのはつい先月さよならした元カノだったんです。
僕は急いで柱の陰に隠れました。切符を買って改札に向かう元カノ。改札に切符を通す直前に確実に僕に睨みを利かせてからその向こうへと消えて行きました。
「どうしたの?」
先ほど遭遇したとんでもない偶然を説明して地下鉄を1本ズラしてもらいましたとさ。
(;´Д`A