盛らない威張らない馬鹿にしない

こんちわ。シバタです。


まだ20歳前後の頃こんな事がありました。

どこでどう知り合ったか忘れましたが、そのふたりと一緒にバンドをやる事になり、まずは僕の友人を含むメンバー4人全員集まって、練習曲と練習日を決めました。

そこでどんな話をしたのかも忘れましたが(笑)
とにかく「俺達は〇〇(某有名バンドのメンバー)と知り合いだ」とか「〇〇(某有名ライブハウス)でワンマンライブをやった」だとか、とにかく彼らの自慢が凄かったんです。

帰り道に同席した友人と「あんな凄いメンバーとバンドができるなんて楽しみだね」なんて話しました。ちょっと偉そうなのが鼻につきましたけど、それは自分たちがそのレベルに追いつけば変わるだろうから頑張ろうと決めました。

そして初の練習日が来ました。
なぜかそのふたりが、何だか前に会った時とは別人みたいな様子なんです。ちなみにパートは、僕がギター、僕の友人がベース、ボーカルが別人Aでドラムが別人Bでした(笑)

練習が始まって何とビックリ。1曲たりとも最後までたどり着かないで途中で止まってしまうんです。歌は全然歌えていない、歌詞も覚えていない、ドラムのリズムはキープできていない、叩けないフレーズで止まってしまう。
だんだん友人の表情が険しくなってきました。誰が見ても絶対怒ってます(笑)

見るに耐えかねてその友人をスタジオの外に連れ出しました。AとBはスタジオに残って練習しています。その様子を聴きながら、

「ヤバいね」

「うん」

「こないだの話と全然違うね」

「うん」

「もう次はないよね?」

「うん」

もう「うん」しか言ってくれないぐらい怒ってます(笑)
完全に続行不可能です。

僕たちふたりはスタジオに戻って片付け始めました。

A「あの〜、まだ時間があるんですけど」

B「何か飲み物でも買ってきましょうか?」

僕「ごめん、もう帰るわ」

もちろんそれっきり連絡も来なくなりました。

何であんなに自分たちを盛ったんでしょうね。
あれじゃいつまで経ってもメンバーには恵まれません。

個人的な技量は本人が何とかするしかないですけど、良いメンバーや環境に恵まれたければ、自分の事を盛ってはいけないし、威張ったり馬鹿にする発言や態度もダメですよ。

プロアマ問わず、凄い人って謙虚です。
僕もまだまだですがそうありたいです。
(。-_-。)

あなたは理系ですか?文系ですか?

こんちわ。シバタです。


昨日こんなツイートを見ました。

>
Q.ある日300円を持ってコンビニにパンを買いに行きました。 170円の焼きそばパンを買った場合のおつりは幾らでしょう 
理系「130円」 文系「30円」
これは面白い
>

皆さんはどちらだったでしょうか?

単純に計算すればもちろん答えは130円です。
僕はこの30円っていう解答の理由を知った時に感動してしまいました。

問いの中に「おつりは幾らでしょう」とあるので、持っていた300円の中には10円より細かい硬貨はないと考えられます。だってそれがあったとしたら丁度170円を払う事ができるから。
なので300円というのは100円玉と50円玉の組み合わせでしょうね。

それを持ってコンビニに行って焼きそばパンを買うのですが、店員さんの「170円です」に対して持っている300円を全部出す人はいないでしょう。なのでここで200円を払って30円のおつりというストーリーができあがるんですよ。

これを本当に理系文系の考え方の違いだとは思いませんが、普通は130円という解答になる(きっと小学校の算数のテストだったら130円が正解)ところを、30円と解答した人は実際に頭の中でコンビニに焼きそばパンを買いに行ってるんですよ。

音楽に携わる人はもちろん、何かを創造する人はこんな頭の柔らかさが必要でしょう。歌を聴いた時に、何も伝わらない曲もあれば頭の中に絵が浮かぶ曲もあります。それってこの頭の柔らかさの違いなんじゃないかな?
でも音楽って数学的な要素もあるからこればっかりでもいけないんですけどね。

最後にもうひとつ。

あなたは雪が溶けたら何になると思いますか?

ちなみに理系の解答は「水」

文系は「春」だそうですよ。

何か素敵ですよね?
(●´ー`●)

ギターボーカルに必要なたったひとつのスキル

こんちわ。シバタです。


表題のスキル、何だと思いますか?

それは、ひとりでも演れる事です。
いわゆる弾き語りですね。

ギターボーカル…なんておいしいポジションなんでしょう。だってBOØWYで言うところの氷室と布袋を、エアロスミスのスティーブンタイラーとジョーペリーを独り占めしちゃうって事ですよ。

つまりギターボーカルはバンドの中で責任重大なんですよ。ギターボーカルの人気がバンドの人気を左右すると言っても過言ではありません。

だから自分がバンドを引っ張っていくぐらいの気持ちがないとギターボーカルなんて務まりません。精神的に寄りかかられてしまったらベースとドラムも不安になっちゃいますから。

そこで弾き語りですよ。
他のメンバーに頼る事なんてできない真剣勝負。

どう演奏したらお客さんに気に入ってもらえるでしょうか?バンドで演奏している曲をどうやってギター1本だけにアレンジするのか?聴かせ方、楽しませ方を脳ミソフル回転で考えなきゃいけません。

ひとりで演ってもカッコいい人って、バンドの中に入っても存在感があって霞まないんです。周りの音に合わせて自分の魅せ方や聴かせ方が判断できるんですよ。

それに、ひとりでできるようになると度胸が付きますよ。
パフォーマンスやスタジオでの練習を録音・録画して持ち帰って、どこがいけないのか、どうしたらいいのか反省しましょう。確実に秒速でカッコよくなります。

これ書いてたら僕もひとりで演りたくなってきました。準備しようかな。
(●´ー`●)

歌心を忘れない

こんちわ。シバタです。


最近、僕が叩くドラムが意外と好評で恐縮です。これからも精進します。ってか、本業は歌とギターですからね。そちらのオファーもお待ちしております。

なぜドラムを気に入ってもらえるか何となくわかるんです。きっと使いやすいんですよ。余計な事絶対しないですから。

余計な事っていうのは、やたらとシンバルを入れてみたり、派手なフィルなんかもそうです。
一言でいうと「歌心を忘れたドラム」です。

歌以外のパートなんて、歌を引き立ててナンボですよ。それを「俺のギターソロを聴け!」だの「このフィル、カッコいいだろ?」ってなっちゃうから聴く側がウンザリするんです。本当にスゴい人はそんな押し付けがましくないですから。控えめにサラッとやってくれます。

その点私は腐ってもいちボーカリストでありますから、ここで余計な事をしたらボーカルは歌い辛いだろうな?とか、ここは徐々に盛り上げていったらボーカルのテンションも上がるだろうな?とか、常にボーカル目線で叩かせてもらっておりますよ。自分がうっとおしいと思う演奏はそりゃ他人もうっとおしいでしょうに。

何度も言いますけど、やっぱ歌ありきなんですよ。

(この投稿を書いている最中に何度かご一緒したドラマーの訃報を知りました。歌心のあるドラマーでした。楽しそうに叩く姿が忘れられません。)

「自分は正しい」という害

こんちわ。シバタです。

堀田ロックフェスティバルも無事終了しました。

天候が心配でしたけどまさかの快晴。ってか暑かったし。ちなみに僕、めちゃ晴れ男です。
ほんと、ライブの間だけ快晴だったんですよ。しかも夜には雨が降ってきましたからね。

商店街のお祭りに便乗して、というか依頼を受けてお祭りを賑やかしてはや10年。そっか、今年はメモリアルイヤーだったのね。すっかり忘れてました。

毎年楽しみにしている堀田商店街のお祭りですが、残念な事に2〜3年前から、人通りが少なくなり閉店された方も多く寄付金も集まらなくなったのが理由で、商店の一部からお祭りをもうやめようという話が出てきているそうです。

僕がライブの話を頂いた、お世話になっている居酒屋のおかみさんは「私は来年も頑張って続けていくからね」って仰ってましたが、でも正直どうなるかわからないみたいです。

なくなってしまうのは寂しいですけど、お祭り反対派の意見も聞いてみなきゃわからないですよね。実はすごくまともな意見なのかもしれません。

「自分は正しい」って双方が思っている間はいつまで経っても解決しないですよ。相手の意見に歩み寄って、双方が納得できる着地点を決めるのが話し合いですから。自分は正しいと思ってるうちは他人の意見、まして反対派の意見なんて聞く耳持ってないですからね。

ほんと、この「自分は正しい、間違ってない」って人には疲れます。僕は我慢とか根性とか気合いとか苦手なので、そこまで言うんだったら好きにしたらいいよって折れちゃうんですよ。何でそんなに意地になってるの?って思ったり、全体像が見えてあ〜そんなに既得権益が惜しいんだって分かるとカラダのチカラが抜けてその場から立ち去りたくなってしまいます。その時間がもったいないから。

話が逸れましたが、お祭りの件でも予算不足が原因ならば、例えば開催日を現状の土日2日間から日曜日だけにするとか、規模を縮小するとか、フリマ希望者を募集するとか、やり方はいろいろあると思うんですよね。

来年もできるといいなぁ。
(。-_-。)