僕が会社を辞めた理由

こんちわ。転職回数は3回のシバタです。
今回はそのうちのひとつを紹介します。
(その業種に対する偏向を避ける為に具体的な仕事の内容などはボカしてあります)

今から15年前、ある仕事のマネジメントをしていました。
その仕事に携わるメンバーのほぼ半分は自社社員ではなく協力会社の方たちでした。

ある日、その協力会社の方が運転中に女子中学生が乗る自転車と接触してケガをさせてしまいました。

幸い女子中学生は軽傷で、事故を起こした運転手とふたりでその母親にただただ頭を下げて謝罪していたところに協力会社の責任者が来たのですが、その格好が上下ジャージ、サングラス、健康サンダルだったのです。

「あんたがお母さん?なんかあったらさぁ、ここに電話して」

そう言って母親に名刺を渡すと、足音をペタペタたてながら去っていきました。

この後すぐに僕は会社を辞めました。

まず「何だこいつは?」って思いましたよ。
まともに謝罪できない人っているんだなぁと正直ビックリしました。謝ったら何かしら不利になるとでも思っているのでしょうか?

協力会社の責任者の立ち振る舞いにはもちろんですが、そこと自社が繋がっている事にも違和感を感じてしまったんですよ。

僕だったらこういう謝罪の仕方もわからない人とは仕事でもプライベートでも一切関わりたくないですし、もしこういう人たちと関わらなければならない理由が自社にあるとしたら、スタッフを安く雇えるとかまたは何かしらの金銭的な恩恵があるんだろうと。しかしそんな事で信用を失いたくないですし、続けてたらいつかは痛い目に遭うんだろうなと。

辞めた後、何年かしてその会社の前を通ったら名前が変わってました。つまりそういう事でしょう。

仕事でも仕事以外でも、人からそれは理想だよと言われても、お前は甘いと言われても、この感覚だけは失いたくないです。

それに自分が悪くなくても謝罪しなければならない状況なんていくらでもありますよね。そこで自分がやった訳ではないから謝らないという態度を示したらどうなるかは簡単に想像できます。でもそういう人って意外といますよね。

「何で俺が謝らないといけないんだ」って思う気持ちも分かるけど、そこは今、この瞬間に、自分がこの火をまだ小さいうちに、大きくなる前に消すんだという気持ちが大事だと思うんですよ。

そういう人と関わっていきたいし、いつでもそうありたいです。
(。-_-。)

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