忘れられない月

こんちわ。シバタです。

2016年4月は自分にとって忘れられない月となりました。

自分の父を含め3人もの大切な人たちを立て続けに亡くしてしまったんです。
その中のひとりは、つい2ヶ月前に一緒にライブをした音楽仲間なんですよ。

僕はいつも、バンドなんていつ解散するかわからないから、みんなが集まって演奏できる事にいつも感謝しながら参加するものだと思っております。だけど、ただ解散した理由が、仕事が忙しくなっただとか、他のバンドに専念したいという理由なら、またその誰かと一緒に演る機会はあるだろうけど、死んでしまってはもう2度と一緒に音は出せないんです。

今まで当たり前のようにその人と一緒にほぼ毎月どこかで演奏して、一緒にたくさんお酒も飲みました。寡黙な所や話す事が的確で無駄がないところが父と似ていて心地よかったんです。

僕がリハの時にLed Zeppelinの曲のイントロを少しだけ弾くと、ニヤッと笑ってその続きを弾くんですよ。その逆の時もあって、僕が何かの曲のフレーズに反応して続きを弾くとやっぱりニヤッと笑うんですよ。いつも深くキャップを被っていたので、あの笑った時の口元が忘れられません。

父が亡くなった後でメッセージをくれたんです。
お母さんを大切に、カラダには気をつけてねって。いやいや、その2週間後に亡くならないでくださいよ。こんな寂しい事ってないですよ。

何も手につかなくて、車を運転していてもボーっとしてしまって危ないから、しばらくの間は予定をキャンセルしてずっと家で寝ていました。何もする気がしないんです。

ギターはなんとか弾けるんですけど、歌えないんです。声が出ないんですよ。精神的に参っちゃってるんでしょうね。

でも、いつまでもこのままではいられないから、自分の中で区切りをつけなければなりません。何で同じ月に3人も亡くなったんだろう?きっと何か意味があるんでしょう。

ほんと、死ぬ時ってこんなにあっけないのかと思いました。本人達が、自分が死んだ事に気付いてるんだろうかっていうぐらい。
僕だっていつ死ぬかなんてわからないですから、それまでにあれやっときゃよかったなぁみたいな後悔はひとつでも減らしたいです。

あと、本当のさよならの時は、相手はさよならって言ってくれないんですよ。突然いなくなっちゃうほど辛い事はないですよね。

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